RAプレオのヒビ割れアンテナをなんとかしよう(ショートアンテナ化)

プレオのアンテナベースの樹脂部分の話です。

多分紫外線とかの影響で劣化してバキバキになってます

放置してこのままさらにバキバキになっていくのを見守るだけ…というのもどうかと思ったので、これをなんとかしてみようと思いました。

 

写真は撮ってなかったので無いんですが、まずはUVレジンで補修してみることにしました。

参考にさせていただいた文献:

UVレジンでのアンテナベース補修(スズキ ツイン・EC22S)by 親熊 - みんカラ

完全にヒビを消せる補修方法ではないですが、材料も道具も100均で全部揃いますので手軽ですし、なにより超迅速で超簡単です。

というかちっちゃい部品なので、離れて見れば意外と目立たないし、目的としては十二分。

 

しばらくその状態で過ごしていたんですが、「ヒビを完全に消せないか?」と思って、(ここからは完全に自己満足の世界なんですが)実験のつもりでもうちょっと高難度の補修にトライしてみることにしました。

※結果的に失敗するので、今思えばUVレジン補修の段階でストップしておくべきだった。というかそもそも補修しなくてもよかったかもしれない。この先はしばらく失敗の記録なので飛ばし読みでいいです

 

ヒビ自体はUVレジンで埋まってる(はず)ということで、UVレジンの出っ張ってる部分だけ削り落として、パテを盛ってヤスリがけして塗装して目隠ししてみます。

 

パテを盛り、粗くヤスリがけして形を整えて、

マスキングしてサフ吹いて、ヤスリがけして表面を整えて、

つや消しの黒で塗装したら完成です。

水拭きした後の写真しかなかったので変なスジが見えますけど、乾燥したらヒビは見えなくなって表面はツルツルになってました。

 

……数ヵ月後

(取り外したあとの写真)ヒビが完全に浮いてきてしまいました。

心なしか悪化してる気もします。

クソ素人ですから作戦立案の時点で敗北確定だったのかもしれませんし、施工方法がダメダメだったのかもしれないですし、そもそも経年劣化で壊れていく樹脂部品を補修すること自体に無理があったのでしょうか?有識者の方がおりましたらご教示願いたいです

ともあれ、実験は大失敗でした。せめて人柱として役割は果たせていたことを願うのみです。

 

「これ以上素人がどうにかするにはもうアンテナ丸ごと交換しかないのかな~」と思ったんですが、「通販で新品買えないし、中古部品も大体なんかヒビ入ってて似たような状況だし……ラジオ聞かないしいっそアンテナ撤去して蓋しちゃうとか……」ってウジウジとネットサーフィンを繰り返しました。

 

たまたまJB23ジムニー用のアンテナホールカバーが販売されているページを見つけました。

プレオのアンテナ部分と似たような構造で、ネジ穴の位置がプレオと大体一緒くらいだったので、付くかどうか試してみようとためしに取り寄せてみました。

 

まずはじめに、とりあえず頑張ってアンテナを外します。

参考にさせていただいた文献:

ニコット アンテナ交換(スバル プレオ・RA/RV)by U.N.SPACY - みんカラ

プレオ ラジオアンテナ交換(スバル プレオ・RA/RV)by U.N.SPACY - みんカラ

途中どんなに引っ張っても抜けなくて、しかも元に戻せなくもなってめちゃ焦ったんですが、穴に556吹いたらスルっと動いて出てきました。

一応いつでも元に戻せるように、ケーブルに紐を結んどいて穴の中に通しておきます。

今回買ったジムニー用のアンテナホールカバーを並べてみました。

プレオのアンテナベースより一回り小さいんですが、ネジ穴の位置はほぼ一致してそうです。ただし、ネジのサイズが違うようで、スズキのアンテナホールカバーにプレオ用のM5ネジは通りません。

この金属のハトメみたいなやつの径が若干小さいんですね。

ニッパーでコジって無理やり外しました。

作業途中の写真。画像右の穴だけ外れてますが、この状態だとM5ネジが通るようになりました。
この状態で試しにプレオにつけてみようとしたところ、元々ついてたアンテナのネジの使い回しだと若干短くてダメでした。

ホムセンで25mmのM5ネジ買って来て試したら、ゴムの穴が若干キツイですが無事取り付けできました。

やったね!

このアンテナカバーがつくということは、ジムニーとかワゴンRとかエブリィでよく行われているらしいショートアンテナ化がプレオにも適用できるということになります。

参考にさせていただいた文献:

ショートアンテナ自作&交換(スズキ エブリイ・DA17)by エブリィちょき - みんカラ

ショートアンテナ|ジムねこのブログ|Jimneko - みんカラ

ワゴンR(MH21S)にマイクロアンテナを自作して取付する方法 | TRENDERSNET

筋交いをニッパーでカットして(これは切りすぎ 失敗)

10.0mmと4.5mmの穴を開けて日産のアンテナベースを取り付けて

カットした3mmゴム板にワッシャーを噛ませてナットで固定。

(カットしすぎた筋交いのリカバリー 筋交いを残しておけばこんなことはしなくて済んだ アホ)

アマゾンで適当に買った車用アンテナ延長ケーブルを切って、銅線で適当に延長して、真鍮のワッシャーにハンダ付けして(赤が芯線、黒が芯周囲に網状になってた銅線)

ヤスリでネジ穴の塗装を削ってボディーアース用の金属部分を露出させて

ケーブルを車体に通して、アンテナを車体に固定します。

ネジ頭が鈍になってるタイプの六角穴ネジで留めて取り付け完了です。

 

アンテナから伸びるケーブルをカーオーディオに突っ込んで、ラジオを聴いてみました。

 

……うーん…AMラジオは交換前と大差ないのですが、FMラジオに関しては若干ノイズが混じるので、音質は悪化したように感じます。

ですが、実用としては全く問題ないです。声や音楽が聞きとれなくなるわけではありません。

そもそもラジオほとんど聞かないんで無くても問題ない

災害時とかのために一応残しておきたかっただけだけど今の時代radikoとかあるから不便しない

 

もう一点、結構重要なポイントだと思うのですが、「アンテナ交換して車全体としての見た目はよくなったの?」っていうのに関してです。

これについては「自分は気に入っているが、人によってはダサくなったと感じるかも」というのが正直な感想です。

アンテナが車両の進行方向に対して斜めに伸びる感じになるので、見る角度によっては間抜けな印象を受けます。

個人的にはヒビ割れはボロい印象があるのと、「大失敗状態よりはマシ」っていうのと、作業に苦労したっていう補正効果で交換後のほうが好みなのですが、「プレオ純正のスタイルが気に入ってる方にとっては微妙に思うかもな…」と思います。

 

という感じで、プレオのアンテナ補修についての失敗と、ショートアンテナ化についてでした。

ところでプレオ用のアンテナの新品ってまだ出てるんですかね?出てたらこんな滅茶苦茶なムーブメントしなくても済んだかもしれないのに

というかそもそも、元々プレオの純正アンテナのプラスチック部分がどんなにひび割れてようが、土台のゴムが無事な限り雨水が侵入してくることもないし見た目さえ気にしなければ修理する必要まったくなかったと思います

 

なにはともあれ、「自分の力量で修理できもしない部品を見切り発車でどうにかしようとするのはやめたほうがいい」と身をもって体験した修理でした。

 

おわり